堪忍!映画館トホホ体験~フシギちゃんと映画~

imageforum

昨日、渋谷は青山通りの単館系映画館イメージフォーラムは、話題の新作の公開と、特集上映の初日が重なって稀にみる混雑っぷりで、建物の外にわんさか人が溢れていました。私は上映4時間前に整理番号をゲットし、入場30分前に会場へ。入場開始をひたすら待ちました。

そのとき、妙に目につく女の人がいました。カップルで来ていたのですが、たぶん30歳超えで、不揃いなおかっぱ頭に白いタイツ、ナースサンダル的な靴で内股。ロリータ系とかでは全然ないのですが、でもなんとなく個性的な感じです。そして常に上目遣いで、アヒル口です。全力で「誰も見てないと思います!」と言ってやりたかったのですが、言ってやれませんでした。しかもクネクネした喋り方で「しゅごい混雑だにゃ」と発していたので戦慄したのですが、本を読むふりをしてクールを装いました。そして入場して席についたとき、なんと件のカップルが私の隣に座ってくるではありませんか。しかし映画が始まればこっちのもの(?)なので、特に気にしませんでした。それよりも反対側の隣が、しかめっ面をした大柄のおじさんで、自分のエリアを大幅にはみ出て肘掛けに肘を置いているので私のエリアが非常に狭くなっており、そちらのほうが気になりました。

しかし映画が始まると、さっそく隣のフシギちゃんが本領を発揮しはじめました。ためらうことなく私語をするのです。たとえば、<お酒のたっぷり入ったお菓子の食べ過ぎで酔っぱらったおじさんが自転車でフラフラとパトカーに突っ込んでしまい、パトカーに乗せられてしまう>という場面で、フシギちゃんは大爆笑したのち「これ家に送っていってもらえるのかにゃあ!?」と男に言いました。男は昔のオザケンの歌い方みたいな喋り方で「どうだろうねぇ」と答えました。前の席の人が「静かに!」という顔でこちらを振り返りました。私も「こりゃまいった」と思いました。

その後もヒソヒソと私語をしていたのですが、ひときわ大きな声が響いた場面がありました。それは、<お金持ちの家の庭にある、彫刻のように形を整えられた木の枝を子どもが折ってしまい、それを誤魔化すためにおじさんが反対側の枝も切ったりするが上手くいかずどんどん切られていく>という場面です。フシギちゃんは、やはり大爆笑したのち「他の木もやるかにゃあ!?」と大興奮して男に言いました。男は、やはり昔のオザケンの歌い方みたいな喋り方で「どうだろうねぇ」と答えました。私は「おい・・・」と思ったのですが、フシギちゃんが「犬が吠えて見つかっちゃうのかにゃあ!?」と続けたとき、私の横の大きなおじさんが、ふっ、と、柔らかく、実に優しく、笑いました。私は、「あっ」と思いました。映画館での私語にいちいちピリピリするなんて、なんて私は小さい人間なんだろうと思いました。昔の映画館では、観客はスクリーンに罵声を浴びせたり拍手喝采したりして、みんなでワイワイ観ていたと聞きます。ああ、私が悪かったなぁ、このおじさんのように、自分は私語をしないまでも、人が楽しんでいることに対しては寛容でいなければいけないなぁ、と思いました。

そこで、今回私が導き出した結論がこちらです。「年増のフシギちゃんは見るに堪えない」。多くの方の賛同を得られると信じています。アヒル口も同様です。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中