愛の渦

ainouzu

2014.3.8 テアトル新宿

『愛の渦』/三浦大輔/日本/2014 ★★★★★

スンバラシイ!!超笑った、超良かった!!大傑作です。『恋の渦』も色んな人にすすめられて観たい観たいと思っていたのですが、どうにも都合がつかず観に行けていないまま、我慢できずに『愛の渦』を観てしまいました。でも問題なく楽しめました。『恋』を観てからだったらまた違った感想になるのかもしれませんが、これだけ観ても全然大丈夫でした。

六本木のマンションの一室でひっそりと行われる乱交パーティーの一夜を撮っただけの映画ですが、集った人々のやり取りとか微妙な空気とかが面白すぎます。初対面の人達が集まっているので、最初はよそよそしい微妙な空気で、「あの、今日はじめてなんです、よろしくお願いします」「すごい細いですよね~」「え、私最近3キロ太っちゃって」とか、職場の研修で同じグループになった他社の人と昼食とりながら交わす会話みたいな感じがやたらリアルでした。そして、途中からよそよそしさが消えて、男がある女とのプレイを「ナシだった」と言っているのを別の女が嬉しそうに聞いたり、また別の女がその女に「あんたそこまで可愛くないよ」と言っているのを、ナシと言われた女が聞いて爆笑したりと、調和が崩れ始めるところなんかも日常生活で誰もが目にしたことがあるような光景で笑えました。

そしてなんといっても役者陣が全員めちゃくちゃ上手い!!上手くない人が一人もいませんでした。池松壮亮はこれまで何作か観ていて上手いと知っていたので「やっぱり上手いなぁ」という感じでしたが、びっくりしたのがもう一人の主役の門脇麦です。この子、前にNHKのドラマに出ていたんですよね。これが放送されていたときに、「この娘役の子うまいなぁ~!」と思ったのですが、特に名前を調べたりはしなかったので、この『愛の渦』のスクリーンに現れたときに「あっ!あの子だ!!」と、その場で初めて気付きました。しかもあの時以上に圧巻の演技で、やっぱり上手かったんだ・・・!と、やたら感動しました。しかしNHKのときの清純派な役を観ていると、まさかこういう、かなりの女優魂がないと出来ないような役をやるとは思わなかったのでちょっとびっくりもしました。でも同時に、アイドル路線じゃなくて、本気の女優なんだなということがわかりました。もう上手すぎて、おとなしそうに見えるけど脱いだら凄いんです、な役を本当にやりきっていました。コミュニケーション能力ゼロな感じも、セリフが出てくる前に声にならない声みたいなのが少し出てからやっと声が出る感じで表現されててほんとすごいです。あとまつ毛が長くて唇が厚くて華奢でめちゃくちゃ可愛いです。

終わり方も最高で、やっぱりこれは単に乱交パーティーを描いた映画ではなくて、人間模様とか、人の心理を描いた映画なんだなということがわかりました。池松くんの表情といったらもう・・・。なんかこれ観てたら池松壮亮に惚れそうになりました。

しかし、一点だけ、強いて残念な点を挙げるとすると、これだけ女優陣の脱ぎっぷりもよく、裸の場面のほうが服を着ている場面より長いのに、なんか全然エロくないところです。主役の二人の絡みだけでももう少しエロくても良かった気がします。まぁでもあのぐらいにまとまっているほうが幅広い客層を得られるのかもしれないし、コミカルな雰囲気との調和がとれるのかもしれませんが・・・。

でもとにかく最高すぎたので、『恋の渦』も必ず観ようと思います。3/15(土)、3/16(日)の21時から、K’sシネマで上映されるようです。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中