胸騒ぎの恋人

lesamoursimaginaires

2014.2.8 アップリンク

『胸騒ぎの恋人』/グザヴィエ・ドラン/カナダ/2010 ★★★

昨年初めて『わたしはロランス』を観て、若干22歳にしてこんな映画を撮れる監督が現れたことに驚愕し(しかも口元が子犬みたいになってる可愛い系イケメン、正直守ってあげたい)、デビュー作である『マイ・マザー』(’09)、新作の『トム・アット・ザ・ファーム』(東京国際映画祭にて上映、’13)と立て続けに他の作品もチェックし、その外れのなさにさらに驚愕し、この『胸騒ぎの恋人』も一般公開されたとのことですっ飛んで観に行ったわけですが、他の3作に比べるとちょっと落ちるかな、という感想でした。まぁいいんですよ、それでも一定のクオリティは保ってるしイケメンだし。

グザヴィエ・ドランといえばスローモーション(特に歩く人物の後姿をとらえるショット)ですが、この作品ではそれがあまりにも多用されすぎていてちょっと効果が薄れてました。あと、友だち同士の男と女が同じ男を好きになる、というストーリーは面白かったのですが、オープニングと合間合間に、本編とは関係ないと思われる人物たちがカメラを見ながら自分の恋愛体験について語る場面が挟まれているのがちょっと好みの分かれるところだと思いました。そこで語られるのは、すごく「あるある」という話が多いので観ていて飽きることはないし、本編の男男女の関係が全然進展しないので、この場面があることによって「恋愛とは」が、その軽さも重さも浅さも深さも語られているのは面白いのですが、いかんせん「ザ・ヌーヴェル・ヴァーグ!」で、ちょっとあざとさというか若さというか、そういったものを感じてしまいました。

とはいってもカラフルポップな映像とか独特の洒落たファッションとかは、この小品的作品においてはうまく調和していてそれほどやりすぎ感も感じず、観ていて楽しかったし、ラストが最高なので(まさに軽妙洒脱!)、グザヴィエ・ドランには今後も大いに期待していきたいと思います。

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胸騒ぎの恋人」への2件のフィードバック

  1. ダリダの(バンバン)の歌が流れるスローモーションのシーンが官能的で耽美的で印象に残りました♪POPな色調でスタイリッシュな映像センスは抜群!!フランソワ・トリュフォー監督の映画(突然、炎のごとく)も思い浮かべました。

    • コメントありがとうございます!お返事が大変遅くなり申し訳ありません。
      そうですよね、グザヴィエ・ドランは音楽と映像をポップながらきちんと意味を持たせて調和させるのが抜群に上手いですよね。『突然炎のごとく』とは!言われてみると編成など近いものがありますね。このあたりのフランス映画はきっと観ていると思うので、何かしらの影響があるのかもしれませんね。
      素敵なコメントをありがとうございました!

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