ウルフ・オブ・ウォールストリート

wolf

2014.2.6 新宿ピカデリー

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』/マーティン・スコセッシ/2013/アメリカ ★★★

とりあえず長かった・・・。株によって人を騙して損させて富を築いた主人公ジョーダン・ベルフォードが、一文無しからのし上がって、ピークに達して調子づいて、それから堕ちていく様をとくと見せてくれるのかと思ったら、案外そんなに堕ちてなかった。いや堕ちてるんだけど、まだ全然余裕というか、「俺は金持ち」っていうのが全然抜けてなくて抜ける必要もなさそうな感じだったので、ドロドロ不幸物語好きの日本人としてはちょっと拍子抜けでした。そもそも3時間近くあるこの映画の8割をクレイジーな乱交ドラッグパーリー描写が占めていたので、途中から結構飽きてきました。特にゲイの乱交場面とか、必要なかったと思ってしまいます。でもスコセッシがあの場面撮りたかったんだろうなぁ。乱痴気騒ぎが延々続くので、「まだ不幸にならないの?まだならないの?」という感じで、不幸待ちが長かったです。

しかしながらディカプリオの演技は本当に凄かった!個人的に、『ジャンゴ』のときのクリストフ・ヴァルツが「一糸乱れぬ(?)完璧な演技」という気がしていますが、それに匹敵する完璧さでした。とくに上物の薬で完全にラリったときの演技。これがあの美しかったレオ様なのか?いや、この人は役者なのだ、「美青年」ではないのだ!と、未だに『タイタニック』をひきずっている自分を恥じました。でも、私は思いっきり『タイタニック』世代(当時14歳、思春期まっただ中)だから仕方がないと思います。あの頃ジャックには本当に萌えました。曇った車の窓ガラスに手のひらが・・・の場面はあの映画のハイライトだと思います。タイタニックといえば鳥の場面よりも車の窓ガラスの場面だと思います。

結局、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の中で私が一番面白かったのは、ナオミ号で海を渡っているときに大シけに襲われて波をザブーン!の場面でした。なんかああいうスリル満点なアトラクション物が観たい気分だったのかもしれません。別の日に観れば良かったかなぁ。あ、でも嫁の造形は良かったですね。派手好きで金に目がくらんだようでありながら、親戚を大事にしたりと実際は結構普通の女子で。ヘタにイケイケでブチアゲでカラッポな女として描かれるよりも良かったです。まぁでもイケイケでブチアゲでカラッポではありましたが。あ、あと最後にあの原点の歌を歌うのは良かったですね。ちょっとぐっときました。ちょっとですが。

総合すると、ディカプリオの演技がなかったら全然面白くない映画でしたが、ディカプリオが凄すぎたので見応えあった、という感じです。この映画の楽しみ方がいまいちつかめなかったのが敗因でした。でも実際どこで楽しめば良かったのか未だによくわかりません。

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