袋小路

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2014.1.13 新文芸坐

『袋小路』/ロマン・ポランスキー/1966/イギリス ★★★★

この映画は、どう考えても適当に(投げやりに)一緒になった夫婦のもとにギャングが闖入してきて振り回されるんだけど、なんだかそれもグダグダで、そのグダグダを延々撮ったような映画でした。面白かった!

まず潮の満ち引きで家の目の前が海になったり道になったりするロケーションが良いし、ギャングがヌケてるところも良い。ブラックコメディとのことで、笑える場面も多数あって、全体にシュールな感じです。あと、ギャングに付き合わされて穴掘りをするときなんか、夜中(明け方)にその作業をして、朝は朝で起きて・・・なので、一日が24時間以上あるような錯覚に陥って、それが個人的に好きでした。このグダグダ感は、『オルエットの方へ』と似てる気がしました。あれもリゾート地でグダグダする映画で、ヨーロッパ特有の?寒いんだか暑いんだかわからない気候とか空気の感じとかもよく似てました。といってもこっちのほうが先だし、オルエット~は本当にグダグダの青春ものですが、これはストーリーははっきりしてるし、登場人物たちは結構枯れてて投げやりだし、全体としては全然違うのですが、なんか空気が似てる気がします。そしてこの映画、ラストも素晴らしいです。あのラストがそれまでのグダグダゴタゴタを全てするっと掬ってパラッと撒き散らして「なんだったんだ」みたいな感じにしてくれます。『反撥』のほうが若干評価が高いみたいですが、私は断然こっちのほうが良いと思いました。

それにしても、フランソワーズ・ドルレアックの裸の後姿、スタイル良すぎです。

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