反撥

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2014.1.13 新文芸坐

『反撥』/ロマン・ポランスキー/1965/イギリス ★★★

カトリーヌ・ドヌーヴが狂っていく映画。その狂っていく様子が、当時としては前衛的なのかもしれないサスペンスな演出で表現されていて、それを楽しむ映画でした。そこそこ面白かったことは面白かったのですが、ストーリーとしては結構先が読めてしまうし、人物描写も薄っぺらだし、「狂っていった」ことの演出がチープでした。まぁでも1965年のヨーロッパ映画ということで、全体にスタイリッシュな雰囲気です。音楽もチコ・ハミルトンだし。大学生男子とかだったらこの映画が好きって言っておけばモテそうです(※なおイケメンに限る)。ちなみにデジタルリマスター版だったので映像は超綺麗でした!

【ネタバレあり】————————————————————————————————————

しかし、繰り返しますがこの映画は人物描写が本当に薄っぺらで、ヒロインがなぜあそこまでの男性恐怖症になったのかは語られません。姉の情事の声を聞いて・・・とかは、それが根本的な原因ではないと思います。考えられるのは、幼いころに家族で撮った写真が何度も大写しになるのと、母だけは一人で写った写真が飾られているのに父のものはないこと、その家族写真も、大家との会話で、現在住んでいるロンドンではなくブリュッセルで撮ったということが明らかになること・・・などから、きっと幼いころに家族関係が何らかの理由で破たんしているのだな、ということでした。それも、鍵となっているのはきっと父親で、父親に女が出来て出て行ったとか、下手したらヒロインが過去に父親から暴行を受けてたりとか、そういうことかもしれません。家族写真でもヒロインはやたら暗い表情だし。ラストの意味も「三つ子の魂百まで」みたいな・・・。

グダグダと色々想像しましたが、この映画はそういうところを深く勘ぐるよりは、あの終盤の狂ったヒロインの視界を楽しむ映画なんだと思います。あとドヌーヴのお尻です。

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