鉄くず拾いの物語

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2014.1.11 新宿武蔵野館

『鉄くず拾いの物語』/ダニス・タノヴィッチ/ボスニア・ヘルツェゴビナ=フランス=スロベニア/2013 ★★★

ボスニア・ヘルツェゴビナで実際に起きた出来事を、当事者たちをキャストに再現したドキュメンタリードラマ。全編通して音楽は一切なし(確か)、カメラはひたすら一家をドキュメンタリー的に追って、出来事の行方を丁寧にとらえています。ここで描かれている「実際にあった出来事」は、あまりに理不尽で、観ていて辛いものがありますが、でも監督はどうしてもこのことを伝えたくて撮ったのだろうと思います。というか、このことを伝えたいだけで撮ったんじゃないかとすら思わされます。そのぐらいストイックです。恐らく貧しい人ばかりが住んでいる村の、冬の凍てつくような空気や、解体される車の「されるがまま」の悲しさなど、ほとんど明るい要素がないのですが、ただ唯一の、そして決定的に明るい要素なのが、家族仲が良いことでした。子どももニコニコ常にじゃれていて、いたずらばかりしています。だからなんとか観られる感じです。すごく丁寧に撮られた、力強い作品でした。

ただ個人的に、最近「ドキュメンタリータッチ」の映画を見るとどうしても「またか」と思ってしまうため、映画としての感想は「普通」になってしまいました。

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