ゼロ・グラビティ

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2014.1.7 109シネマズ木場

『ゼロ・グラビティ』/アルフォンソ・キュアロン/アメリカ/2013 ★★★★★

一回目は12月にTOHOシネマズららぽーと船橋で、ドルビーアトモス3Dで観たのですが、大感動して、もう一度IMAX3Dで観ておくべきだろうと思い、木場まで行ってきました(職場からも自宅からも遠かった、そして寒かった)。結果、二回目はさらに大感動しました。サンドラ・ブロックが絶望したり頑張ったりしているときに、私は地球にいながらにして地球を想って泣きました。世の中には、海のど真ん中、海のど真ん中(サメあり)、ジャングルのど真ん中、無人島のど真ん中、で一人、という孤独系サバイバル映画がたくさんありますが、そのどれもが「宇宙で一人」というシチュエーションに比べるとはるかに有機的で温かなものに感じられ、「たいしたことないじゃん、地球にいるんだし」と思えてしまうから恐ろしいです。

この映画は“再生”を描いた映画だと言われていて、胎児姿勢がどうのとか水がどうのとか色々分析されていますが、確かにその通りなのでしょうが、私としてはもうそんなのはこの際どうでもよくて、あの圧倒的な映像体験、これだけでもう大大大満足です。地球って本当にあんなに美しいんでしょうか。こんなに地球をいとおしく思ったことは初めてです。そして、「Gravity」という言葉の重みをこれ以上ないくらい感じさせてくれて、そしてなぜかそれだけで泣かせてくるというのが凄い。

ところでサンドラ・ブロックの「胎児姿勢」の場面は『バーバレラ』のオープニングと酷似していますが、前にアップリンクで『惑星ソラリス』デジタルリマスター版を観る&大谷能生氏のトークショー、というイベントに行ったときに、大谷さんが『バーバレラ』のオープニングについて「渋谷系の音楽が流れて、無重力の宇宙船内に浮かぶジェーン・フォンダが一つ一つ身にまとっているものを脱いでいくんですよ。胸なんかはスタッフのクレジットで絶妙に隠れるようになっているんだけど、でもたまにちょっと見えたりしてね」と嬉しそうにおっしゃっていたのを思い出しました。ゼロ・グラビティと全然関係ありませんが、あれは楽しいトークショーだったなぁ。そういえば音楽の感じが『惑星ソラリス』と『ゼロ・グラビティ』はちょっと似てるかもですね。無機的な不協和音が「ヒューーーン」とだんだん大きくなっていって不吉なものを感じさせる感じ。

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